福島の男性、耕運機で「結願」/四国八十八カ所
2009.11.11 Wednesday
歩き遍路、車遍路、バス遍路、オートバイ遍路、自転車遍路、リヤカー遍路、等々いろいろありましたが、耕運機遍路は、初めてのようです。
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愛車は耕運機、のんびり1400キロの旅が結願―。古い小型耕運機で四国霊場八十八カ所巡礼に挑戦していた福島県の男性が6日、香川県さぬき市多和の88番札所・大窪寺に到着し、念願の結願を果たした。
男性は福島県玉川村の小島広さん(60)。若いころからオートバイなどで全国を旅したり、被災地などでボランティア活動を行ってきた。旅先の与論島(鹿児島県)で、現地の人が耕運機に乗っている姿を見て「こんな移動手段もあるのか」と感動。約30年前に製造された小型耕運機を購入し、これで旅に出ようと決めた。
9月4日、飼い犬「チビ」「デカ」の2匹を連れて福島県を出発。行き先は、亡くなった友人や知人の供養を兼ねて四国八十八カ所に決めた。
日光や上高地、飛騨高山を経て四国に入ったのは同27日。片側1車線の道が多く、耕運機に付けたリアカーには「超低速車のためご迷惑をお掛けいたします」との看板を掲げたが、後ろは大渋滞。「たくさんクラクションも鳴らされた」と苦笑する。
今後、和歌山県の高野山を目指し、約1カ月掛けて福島県に戻る小島さん。2カ月超に及んだ長旅を振り返り、「たくさんの人の温かさや接待に触れ、思い出深い旅になった。お金がなくても行動できることを若い人に知ってもらいたい」と話していた。(四国新聞 2009/11/06 17:40)
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